スローガン選定委員会開催

2019年3月6日

2019年3月6日、スローガン選定委員会を開催しました。
2018年11月から全国26大学で実施した租税教育セミナーの際、大学生にスローガンコンテストへの応募を呼びかけました。カンボジアでは、税に関するスローガンは存在せず、同コンテストも開催されたことは一度もありません。カンボジア初の試みを、本プロジェクトでは挑戦しました。カンボジアでは、小学生は勿論、大学生にあっても税に関する関心は薄く、税の存在について考えたことやまして人と話したことない学生がほとんどです。このため、スローガンコンテストの目的は、自ら税に関するスローガンを考える、そして税への関心を高めることとしました。2019年1月31日の応募締切りまでに、JICA Taxフェイスブックページを通じて総数212のスローガンが提出されました。
まず、2月中に武藤チーフアドバイザーと坂本業務調整員が話し合い、粗選定を行い、212の候補作品の中から42のスローガンを選定しました。そして3月7日の租税総局(GDT)の職員も含めたスローガン選定委員会で、1位から10位までを決定する選定会議を実施しました。選定は非常に厳正に行われましたが、こうした試みはGDT職員にとっても初の経験で、良い刺激になったようでした。
選定は2回に分けて行い、42のスローガンからまず上位10のスローガンを全員による挙手により選定し、その後残った10のスローガンに全員が個々に点数をつけ、その点数の高い順から1位-10位を決定しました。透明性・公平性を当然重視した結果、当然ながら応募者の氏名、大学名は伏せた上で審査を実施し、最終的に立派な作品が選定されました。どの作品も力作ばかりでスローガンを選定するのは大変困難な作業でした。
3月17日にAEON Sen Sok Cityで開催予定の“Tax Day”の際、受賞セレモニーを実施し、受賞者の表彰とプレゼントを贈呈する予定です。

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本委員会の開催前、打合せをする武藤チーフアドバイザーと坂本業務調整員

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スローガン選定の様子

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真剣に選定する委員会メンバー

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最後の順位を決めるため、スコアーを記入する委員メンバー