広報チームとのミーティング

2019年4月2日

2019年4月2日、租税総局総務部広報チーム(TE)とのミーティングを実施しました。

広報チームと協力して3月17日には租税総局初の広報イベント“Tax Day”を行いましたが、まだやるべきことが山積しており、1.リーフレットの英語版、2.ポスター、3.第2回“Tax Day”について話し合いをしました。

まず会議に先駆けて、武藤チーフアドバイザーからリーフレットやポスター制作に遅延が生じている状況に対し、残りのプロジェクト期間を考えるとこれ以上の遅延は許されないため、業務上の期限遅滞が今後発生しない様に心がけるよう伝えました。こうした、日本の業務姿勢等をカンボジアの人々に伝えることは、技術協力の現場において目立たないものの、極めて重要なポイントであり、本質的な成果となり得るものです。

会議では、遅延が生じている各活動についての原因と対応、そしていつまでにやるのかについて話し合いました。リーフレットに関しては、英語のチェックは現在GDT内部でプロセスを進めている最中なので、1週間以内には提出できるだろうと伝えられました。ポスターに関しては、現在GDTのIT部が自ら考えたポスター案と、JICAプロジェクトチーム(PRチームと専門家)が考えたポスターの2つが存在しています。IT部が作成した既存のデザイン(写真右、右図)は、カンボジアに存在しないコインを使用していること、カンボジアではあまり見ないスーツを着用している人が多いこと等、納税者がイメージしにくいデザインである点を武藤チーフアドバイザーより指摘しました。一方、JICAプロジェクトチームが作成したデザイン(写真右、左図)は、「市民が支払った税金が社会の様々な分野へ貢献する」という点を、木と水の関係で表すことで、納税者がイメージしやすいデザインだと説明し、GDT職員に対して、広報物を作成する際の重要な視点を伝えました。

同じ税の恩恵を示したポスターではありますが、今後は両2案を印刷し、全国に配布していくこと方針としました。JICAプロジェクトチーム案はまだ未定稿デザインのため、今後はデザイナーと話し合い、デザインを洗練していきます。

また第2回“Tax Day”についてもPRチームの意思を確認しました。PRチームからは、前回はJICA専門家が主となって運営を行ったため、まだ消化できていない点が多い、従ってもう一度共にイベントを実施し、そのノウハウをもっと学びたいのでぜひ実施したいと強い希望を述べました。。プロジェクト終盤でかなり忙しくなってきていますが、PRチームの学びのため、まさに実践的OJT(On the Job Training)を完遂すべく、第2回Tax Dayを開催します。2019年5月22日のカンボジアの休日にAEONモール1で開催予定です。

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武藤チーフアドバイザーに、ポスター案を説明する広報チームメンバー

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IT部が考えたポスター案(右)とJICAプロジェクトチームが考えたポスター案