【vol.5】コンポンチャム州でのバリューチェーン研修の実施

2017年10月18日

2017年10月18日・19日

2017年10月18日と19日に、コンポンチャム州でジェンダー視点を取り入れたバリューチェーン分析に関する研修を実施しました。この研修は、女性省及び女性局職員、6つの連携局(農業局、農村開発局、商業局、工業手工芸局、労働技術訓練局、計画局)の合計23人を対象に、農業分野におけるバリューチェーンとその分析手法について理解を深めること、また、ジェンダー視点を取り入れた農業分野でのバリューチェーン分析を実際に体験することを目的に実施しました。講師は日本人専門家が務めました。
参加者のうち約半数がバリューチェーンについて初めて学ぶという人たちでしたが、養鶏のバリューチェーンマップを作成するという具体的な研修を通して、バリューチェーンについての理解を深めることができました。また、今回の研修ではバリューチェーン分析の中にジェンダー視点を取り入れる具体的な方法(「原料・資材の供給」⇒「生産」⇒「仲買人」⇒「小売」⇒「消費者」のバリューチェーンの各段階に関わるアクターについて、1)男女割合を把握し、2)男女比に違いがある場合、なぜそのような実態になっているかを分析し、3)解決策を検討する)についても実践を通して学び、身に付けることができました。

【画像】

バリューチェーンマップの作成(2017年10月)