【vol.8】シエムリアプ州第二回PGMメソッドワークショップの開催

2017年11月6日

2017年11月6日・7日

2017年11月6日と7日に、シエムリアプ州で第二回PGMメソッドワークショップを開催しました。女性省職員が中心となり女性局の協力を得ながらワークショップを運営しました。このワークショップには、7つの連携局(観光局、農業局、計画局、農村開発局、商業局、工業手工芸局、労働技術訓練局)からの代表者各3名が参加しました。ワークショップでは、まず第一回ワークショップで抽出された「農村女性の収入が未だ少ない」、「生産性を高めるための知識や技術が不足している」、「ビジネスのための資金が足りない」、「マーケティングができていない」、「生産者の生産物や商品の品質への理解が低い」、「労働市場のニーズに合った訓練が受けられていない」の6つの中心課題について関連性を整理し、1つの課題(「農村女性の収入が未だ少ない」)に集約しました。その後、3グループに分かれて中心課題に関する問題分析を行い、各グループが問題分析ツリーを作成しました。問題分析では、未だ農村女性の収入が少ない理由として「ビジネス分野でのスキルが低い」、「仲買人の買値が低い」、「産品がマーケットニーズに合致していない」等が挙げられ、さらにそれらを掘り下げて問題分析が進められました。どのグループも活発な意見交換を行い、ワークショップの最後には各グループで作成した問題分析ツリーを発表し、参加者間で共有しました。次回の第三回PGMメソッドワークショップでは目的分析を行い、パイロットプロジェクトの内容やアプローチについて具体的な検討をしていきます。

【画像】

作成した問題分析ツリーを発表する工業手工芸局職員(2017年11月7日)