【vol.16】コンポンチャム州第二回定期モニタリングの実施

2018年2月19日

2018年2月19日から23日

2018年2月19日から23日まで、コンポンチャム州WEE(Women’s Economic Empowerment)ワーキンググループ(WEE-WG)の第二回モニタリングを実施しました。

当プロジェクトは、農家の小規模養鶏ビジネスを技術支援し、女性が1)養鶏ビジネスのスキルを習得する 2)家計収入の多様化と生活改善に貢献する 3)家庭やコミュニティでの男女平等な地位と経済的オプションの多様化を実現する、という「女性の経済的エンパワーメント(WEE)」の実現を目指しています。

モニタリング活動は、上記のプロセスを確実なものとするために、コンポンチャム州の女性局、農林水産局、商業局、職業訓練局、工業手工芸局、農村開発局、計画局のメンバーからなるWEE-WGが実施しています。「女性の経済的エンパワーメント」の実現を公共セクターとして支援すべく、農家への訪問と対話を通じて、a)養鶏ビジネススキルのフォローアップ支援、b)WEEのための公共サービスの改善に向けた教訓の抽出、さらにはc)州評議会や中央政府に対するWEEの政策づくりに役立つ提言の作成を行っています。

このような現場に密着した公共サービスへの改善と政策提言の仕組みは、現在カンボジアが国家政策として取り組んでいる民主的地方分権の理念に沿うものです。JICAはこのプロジェクトを通じて、地方分権の中でのWEE政策提言の仕組みづくりを支援しています。

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農家での対話を通じて、養鶏ビジネスへのアドバイスと行政サービスの改善や政策づくりに有用な情報を得る

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鳥インフルエンザの予防方法を農林水産局メンバーがアドバイス

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鳥インフルエンザの予防方法を農林水産局メンバーがアドバイス

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農家訪問後にWEE-WGメンバーが行政サービス現場での課題、改善策、教訓、政策提言を議論