【vol.25】女性省でのモニタリング講師養成研修(TOT)の開催

2018年5月4日

2018年5月2日・4日

この研修は、これまでのコンポンチャム州での活動を通じて改良されてきた事業モニタリングの実施手法を、今後他州での活動に活用するための講師養成研修(Training of Trainers:TOT)です。昨年からコンポンチャム州で手法の運用・改良に携わってきた3名の女性省カウンタパート職員が講師となり、他州を担当する女性省職員7名に技術内容を解説し、質疑応答を繰り返して参加者全員の理解を深めました。研修内容は、1)コンポンチャム州でのモニタリング活動と成果、2)事業とモニタリングの実施サイクル、3)モニタリング実施プロセスと実施体制、4)モニタリングツールの技術内容の解説など、多岐にわたります。モニタリングは、事業対象の村でのインタビューを通じて得た情報を分析し、女性の経済的エンパワーメント(WEE)に役立つ政策提言や行政活動の改善を考えるという一連の作業で構成され、論理的・分析的思考や課題解決能力が求められます。これらの能力強化を図るため、引き続き研修と現地でのOJTを繰り返す必要があります。

また、このようなスキルを地方の行政官に指導していくことは女性省の職員の重要な業務であり、プロジェクトが支援する能力開発の取組みの一つです。

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講師のレクチャーのあと、質疑応答を繰り返しながらモニタリング技術の理解を深める女性省職員