プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)人間の安全保障実現化のためのCMAC機能強化プロジェクト
(英)The Project of Strengthening CMAC’s Function for Human Security Realization

写真

CMAC本部(プノンペン)

対象国名

カンボジア

署名日(実施合意)

2007年12月27日

プロジェクトサイト

カンボジア国内ほぼ全域

協力期間

2008年4月4日から2010年9月30日

相手国機関名

(和)カンボジア地雷対策センター
(英)Cambodian Mine Action Centre (CMAC)

背景

カンボジア国(以下「カ」国)には、長い内戦の結果として数百万個の地雷と不発弾が未処理のまま残っており、地雷・不発弾汚染大国といわれている。全農村の40%以上が汚染され、農民の40%以上、約500万人の人々がその脅威にさらされている。これらの地雷や不発弾による被災者は年間800人を超え(2006年以降減少に転じ、2008年は266人)、経済復興、特に農村地域の開発の足かせとなっている。「カ」国の地雷・不発弾の処理は、政府機関であるCMAC(カンボジア地雷対策センター)を中心に軍、NGOにて行われており、これまで、全汚染面積の15%程度が除去されたと推測されている。

「カ」国政府は、2012年までに「犠牲者ゼロ」、2015年までに「汚染影響ゼロ」を目標に掲げている。CMACは、これに従って地雷除去の機械化により効率化を進め、また、地雷・不発弾処理方法の研究事業を発展させ、これまで培ってきたノウハウを内外の機関に移転する構想を有している。しかしながら、CMACは、その90%以上の予算を国連機関、日本・米国・ドイツによる二国間援助、NGO等の支援により賄っており、これらの構想の計画的実施が困難な状況にある。一方、我が国は、CMACに対し、1998年以降4期にわたる無償資金協力(主に地雷探査機材、地雷除去支援機材・車両等の供与)、地雷除去部隊への活動経費を目的としたUNDPへの拠出・草の根無償を通じた資金協力と、機材維持管理と情報機器専門家の派遣を通じた技術協力、地雷探査機材・除去機材の高度化を目指した研究支援無償を実施しているが、各協力は、個別に実施されてきたため、データ管理部門、機材メンテナンス部門や直接裨益した一部の除去部隊の能力向上にはつながったものの、それら協力がCMAC組織全体の管理能力の効率化や地雷除去活動の促進・安全性の向上にどのように寄与してきたか定量的に計られることがなかった。

それらを踏まえ、CMACは、技術協力プロジェクトとして、2008〜2013CMAC5ヵ年計画の達成に向けた地雷・不発弾除去活動の促進および構想の具体化に向けた組織および人材能力の強化について包括的な協力を我が国に要請した。具体的には、地雷・不発弾除去活動後方支援能力向上(人員配置、機材運用・維持管理状況把握等の情報管理システム強化)、中央整備工場および各支部整備部門の人材能力強化、トレーニングシステムの強化が実施される予定である。

*カンボジアの地雷問題とCMACの活動について、詳しくは冊子をご覧ください。
What is Cambodian Mine Action Centre?(2007年版日本語冊子)
1(PDF/2.43MB) 2(PDF/2.71MB

目標

上位目標:

CMAC 5ヵ年戦略(2009〜2013)が実現する。

プロジェクト目標:

地雷除去に向けたCMACの機能および技術移転システムが強化される。

成果

  1. 情報管理システム改善を通じて、CMAC本部/各支部内および本部・支部間のデータ管理、コミュニケーションが有効化、効率化される。
  2. 機材の維持・管理システムが改善される。
  3. トレーニングセンターの機能と能力が改善される。

活動

Project Design Matrix(PDM)を参照してください。(PDF/68KB

投入

日本側投入

  1. 長期専門家
    1. 協力管理主席アドバイザー
    2. 研修管理アドバイザー
  2. 短期専門家
    1. ワークショップアドバイザー
    2. 情報システムアドバイザー
    3. 必要に応じ他分野の短期専門家
  3. プロジェクト実施に必要な資機材、車両
  4. 本邦/第三国/カンボジアでのカウンターパート研修

相手国側投入

  1. 必要予算の計上
  2. 専門家への事務スペース、設備の提供
  3. カウンターパートの配置