第2回合同調整委員会(JCC)を開催しました。

2015年12月21日

今年3月のプロジェクト基本合意文書の締結から約9ヵ月が経った12月10日、チリ国際協力開発庁(AGICD)で第2回合同調整委員会(JCC)が開かれました。JICAチリ支所、AGCID、内務公安省国家緊急対策室(ONEMI)のほか、研修の実施機関である公共事業省やチリ大学など計12機関から21人が出席し、今年のプロジェクトの進捗報告や来年の実施計画などについて話し合いました。
プロジェクト初年となった今年は、「公共インフラの技術力強化(橋梁の耐震工学)」「都市救急救助研修I、II」など4件の研修を実施し、中南米カリブ諸国とチリから計126人が参加。またチリのバチェレ大統領も出席したキックオフセミナーをはじめ、チリ人を対象にしたセミナーなど4件を開催し、併せて1000人近い人材の能力強化を図りました。また2016年度からは、チリ・カトリカ大学での工学修士課程やチリ大学での地震学ディプロマコースなども始まり、計9件の研修プログラムとセミナーなどを実施する予定です。
合同調整委員会では、今年実施した研修の課題や改善点、プロジェクトのモニタリング方法、ホームページ開設を通じたプロジェクトの広報活動などについて、活発な議論が交わされました。