チリの防災に関するプラットフォームでKizunaプロジェクトを紹介しました。

2016年3月28日

チリの防災に関する国レベルのプラットフォームの全体会議が3月17日、内務公安省国家緊急対策室(ONEMI)で開かれ、JICAの防災分野での対チリ国への協力実績やKizunaプロジェクトについて紹介されました。
本プラットフォームは、国連防災世界会議の「兵庫行動枠組2005−2015」で設定された5分野の優先行動のひとつ「国レベルの制度的、法的枠組の整備」を果たすために、2012年にチリ国内の政府機関、大学、研究機関、NGOなど約75機関が集まり設立され、国家緊急対策室が中心となって、各部門間の防災への取り組みの調整と関係機関のネットワーク強化が推進されています。全体会議が年4回開かれるほか、「災害警報の発令と災害モニタリング」「防災文化の構築」「災害への備え強化」などの5つの課題についてワーキンググループが発足し、関係機関が定期的に協議しています。
今回開かれた全体会議には約100人が参加し、昨年策定された「災害リスク管理に関する国家戦略計画2015−2018」の成果と今後の課題について国家緊急対策室が発表し、防災への事前投資の必要性について議論が行われました。JICAチリ支所は防災分野におけるチリ国への協力の取り組みを説明し、その後プロジェクトのカウンターパートであるチリ国際協力開発庁(AGCID)がKizunaプロジェクトの紹介を通じてチリ国内の関係機関の参加と協力を呼びかけました。

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チリの防災に関するプラットフォームでKizunaプロジェクトを紹介するAGCIDのオファリル部長