チリの住宅都市計画省のセミナーでKIZUNAプロジェクトを紹介しました。

2016年4月26日

チリの住宅都市計画省が4月19日、サンチアゴ市内の現代美術館で開いたセミナーにJICAチリ支所が参加し、これまでの防災分野の対チリ協力を発表する中で、KIZUNAプロジェクトについても紹介しました。
このセミナーは、同省がコミュニティの環境を整備し、地域住民の意識と結束を高める目的で実施しているプログラム「Quiero Mi Barrio(私の住む地域が好き)」が今年で10年を迎えたことを記念し開催されたものです。4月を「コミュニティ月間」とし、コミュニティの持つ可能性と課題を考えるため、チリ住宅都市計画省が国内で展示や映画上映、講演会、セミナーなどを催しています。
この日開かれたセミナーには、住宅都市計画省の職員や大学関係者、地域社会の代表など約100人が参加し、小林としみ職員がチリと日本で実践されているコミュニティ防災などの取組みについて発表しました。またプロジェクトのカウンターパートでもある内務公安省国家緊急対策室のビクトル・オレジャナ副長官もプロジェクト名の「絆:KIZUNA」の意義を説明しながら、緊急事態には隣人同士の助け合いや、コミュニティ力が求められることを強調しました。
KIZUNAプロジェクトでは、今年8月30、31日にサンチアゴ市内で地域・学校防災に関するセミナーを予定しており、コミュニティ防災の重要性を発信してきます。

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住宅都市計画省のセミナーで発表するJICAチリ支所。