国内研修:認知症ケア(重度編)の開催

2019年9月23日

2019年9月20日から3日間にわたり、民政部研修センター(北京社会管理職業学院の敷地内)にて、認知症ケア研修(重度編)を開催しました。1日目、2日目は日本側手配による日本人講師等の講演、3日目は中国側手配による中国人専門家による講演で構成されました。参加者は中国全土から34名(うち27名が女性)、その多くは介護施設の経営層や介護現場の責任者などでした。

特に1日目、2日目のうち9時間は、グループホームの運営居室数日本一で、中国でも南通市や天津市、北京市などで認知症専門施設を展開されているメディカル・ケア・サービス株式会社から研修実績豊富な講師を派遣していただきました。受講生たちはケーススタディ、グループディスカッションを多く経験することができました。また、同社には今回の研修にあたり、非常に内容豊富な資料を提供していただき、受講生には大変実りの多い2日間となりました。

なお、当プロジェクトでは過去2年、認知症ケア研修に取り組んできました。今回は、認知症ケアのうち、予防編(2019年9月)、軽度編(2019年12月)に続くシリーズの第3回目でした。当プロジェクトでは3回にわたり日本の複数の企業とコンサルティング契約を結び、多くの日本人講師に登壇してもらうことができましたが、主催者である民政部研修センターにとっても外国人講師が登壇する稀少な経験を積むことができました。

2019年9月20日(金)

【時間】9:30~10:00
【内容】プロジェクト概要と日本の福祉用品の紹介
【講師】プロジェクト専門家 臣川元寛

【時間】10:00~11:00
【内容】日本の要介護認定と福祉サービス第三者評価の実践
【講師】一般財団法人福祉サービス評価機構中国事務所 張涛

【時間】11:00~17:00
【内容】認知症の理解、事例を通して学ぶ認知症ケア(対応編)I 重度化予防の為の理解
【講師】メディカル・ケア・サービス株式会社サービス創造統括部教育研修部教育研修課課長 吉本浩章

2019年9月21日(土)

【時間】9:00~16:00
【内容】認知症の理解、事例を通して学ぶ認知症ケア(対応編)II 重度化した場合の対応法、メディカル・ケア・サービス株式会社の取り組み
【講師】メディカル・ケア・サービス株式会社サービス創造統括部教育研修部教育研修課課長 吉本浩章

【時間】16:00~16:30
【内容】効果的な成人用紙おむつの使用方法について
【講師】大王(南通)生活用品有限公司上海分公司 任林林

2019年9月22日(日)

【時間】9:00~12:00
【内容】認知評価と基本ケア経験
【講師】山東省青島市長期ケア協会常務副会長、養老護理員国家職業標準改訂専門家 譚美青

【時間】14:00~17:00
【内容】認知症高齢者ケア環境デザイン新理念
【講師】上海交通大学老年産業研究所所長、上海市第三福利院及び上海市民政老年医院元院長 張乃子

参加リスト

合肥瑶海静安養親護養院、銅陵市社会福祉事業管理中心、銅陵市郊区民福老人公寓、安慶市社会(児童)福祉院、徽州区社会福利院、泗州老人頤養中心、泗県瓦坊郷養老服務中心、泗県草溝町養老服務中心、東橋鎮安康養老公寓、楽天養老服務有限公司、利辛県温馨老年公寓、江西省民政学校、江西省報春暉養老産業有限公司、河南永孝養老服務有限公司、鄭州市老年公寓、新密市祥楽老年公寓、新密市祥楽老年公寓、河南省済源市第三人民病院、威海瑞雲祥養老服務株式有限公司、郴州市北湖区梨樹山頤心養老院、郴州市北湖区頤心養老院、翁源県尚福養老院、遼寧錦州春軒養老院、杭州市余杭区福星養老服務中心、北京社会管理職業学院

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