プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョンプロジェクト
(英)Project for Social Inclusion of Conflict Victims with Disabilities

【画像】

地下鉄への昇降機を利用する奥平専門家(左)

【画像】

街のアクセシビリティをチェック

対象国名

コロンビア

署名日(実施合意)

2014年7月4日

プロジェクトサイト

- ボゴタ(人口約750万人、面積1776km2)
- 第一次パイロットサイト(有力候補地)
・アンティオキア県グラナダ市(人口約0.98万人、面積183km2)
・サンタンデール県エルカルメン・デ・チュクリ市(人口約1.9万人、面積940km2)
- 第二次パイロットサイト(有力候補地)
・上記両県内の優先市(第一次パイロットサイト以外の市)

期間

2015年3月24日〜2020年3月23日(計60ヶ月)

実施体制

コロンビア

被害者支援総合補償ユニット(以下、「被害者ユニット」)、保健社会保障省、副大統領府対人地雷総合アクション大統領プログラム(以下、「DAICMA」)、国際協力庁

日本

JICA人間開発部、国立障害者リハビリテーションセンター、(公財)日本障害者リハビリテーション協会

背景

(1)案件の背景

コロンビアでは、反政府ゲリラ組織、極右非合法武装組織と政府軍・警察との国内武力紛争が40年以上続いた結果、治安が著しく悪化していたが、ウリベ前政権(2002-2010)のゲリラ討伐作戦、サントス現政権(2010〜)の左翼ゲリラとの和平交渉により、治安は改善されつつある。

一方、長年の紛争により、地雷被災等に起因する障害者が多く存在しており、彼らに対する支援が喫緊の課題であった。2008年8月から4年にわたり実施された「地雷被災者を中心とした障害者総合リハビリテーション体制強化プロジェクト」により、リハビリテーションに従事する専門職の能力が強化されたが、その過程で、リハビリテーション体制の強化のみならず、生計手段の獲得を前提とする社会復帰を含めた社会参加、ソーシャルインクルージョンの必要性が強く認識された。

そのような状況下、サントス現政権は紛争被害者の救済に力を入れ、救済のための法制度や組織の整備を進めているが、障害のある紛争被害者の実態把握は未だ不十分であり、ソーシャルインクルージョンのための具体的な方策や各関係機関の役割分担等も明確にされていない。

そのため、コロンビア政府は、障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョンのための戦略(方法論や役割分担を含む実施要領)の作成及び推進を目指しており、日本政府に対し、本技術協力を要請した。

(2)案件の概要

(ア)上位目標:
パイロットサイト以外の市で障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョンが促進される。

(イ)プロジェクト目標:
パイロットサイトにおいて、障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョン戦略が促進される。

(ウ)成果:
1)第一次パイロットサイト及びボゴタにおけるベースライン情報、プロジェクト実施とインパクトに関する指標測定のために必要な情報がまとめられる。
2)第一次パイロットサイトにおいて、障害のある紛争被害者とその組織の能力が強化される。
3)第一次パイロットサイトにおいて、障害に関する啓発の取り組みが強化される。
4)第一次パイロットサイトにおいて、障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョンのために必要なアクセシビリティが改善される。
5)第一次パイロットサイトにおいて得られた成果と第二次パイロットサイトにおける検証に基づき、障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョン戦略がまとめられる。

概要

プロジェクトデザインのイメージ

【画像】

投入

1. 長期専門家3名:チーフアドバイザー/障害者ソーシャルインクルージョン、障害者エンパワメント、人材育成/業務調整
2. 短期専門家:リーダー育成、ピアカウンセリング、バリアフリー、障害啓発、リハビリテーション等
3. 本邦研修:行政官研修、リーダー育成等
4. 現地活動費 等