プロジェクトニュース_01

2013年6月30日

プロジェクト・オフィス

プロジェクトの実施に欠かせないのがプロジェクト・オフィスですが、カウンターパート(C/P)機関である国家保全地域庁(SINAC)からは、「SINACの本庁にスペースがないので、プロジェクト・オフィスは、コスタリカ生物多様性研究所(INBio)に間借りをする…」という話を伺いました。その後、INBioにも下見をしに行き、いよいよ、と思っていたところ、「INBioの話は白紙になった、プロジェクト・オフィスについてはもう少し時間が必要だ…」という話が、担当の方からありました。最終的には、INBio内に落ち着きそうですが、もう1ヵ月ほど時間がかかりそうです。ちなみに現在の作業スペースは、SINACの国際協力部の空き机に間借りをしていますが、座っているだけでいろいろな情報が入ってきますし、本庁の方にも顔を売ることができますので、それはそれで、役に立っています。

援助の調和

現在SINACでは、14もの協力プロジェクトが行われており、その中には、JICAのプロジェクトと活動が重なりそうなものもあります。プロジェクトの計画を立てるための詳細計画策定調査の時点でも、他のプロジェクトに関して情報は入手していたのですが、残念ながら、一つひとつのプロジェクトの詳細を聞く時間がありませんでした。また、SINACのプロジェクトの他にも、例えばINBioがノルウェーの協力で行っているプロジェクトとも、重なる部分が出てきています。これら、SINAC内外の活動とJICAプロジェクトの活動調整、また、援助プロジェクト間の調和を図るための情報収集と調整をしていますが、もう少し時間が必要です。

プロジェクト・スタッフ

先週、小川さんと菊地さんという残り二人の専門家が到着しました。また、コスタリカ側のプロジェクト・マネージャーとなる人にも正式に辞令がおり、オフィスはないものの、これで日本人3名、コスタリカ人2名の人員は揃いました。プロジェクトに直接かかわるコスタリカのスタッフも、能力の高い方をつけていただき、とても心強く思っております。
本格的活動が始まるには、あとひと月ほどかかりそうですが、いよいよ…という心構えでおります。