プロジェクトニュース_05

2014年3月31日

世界湿地の日「湿地と農業」

皆さまご存じのとおり、毎年2月2日は、世界湿地の日です。この日を中心に世界中で様々なイベントが開催されますが、当プロジェクトでも、2月28日に「ナショナル・フォーラム 湿地と農業」を開催しました。イベントには、レネ・カストロ環境エネルギー省大臣、篠原在コスタリカ特命全権大使にもご出席いただき、100名ほどの参加者が集まりました。また、JICAとラムサール条約事務局が結んでいる協力協定に基づき、事務局からアメリカ地域担当シニアアドバイザーのマリア・リベラさんをお迎えし、基調講演をしていただきました。基調講演後、3つのパネル・ディスカッションを行い、大澤専門家も最初のパネルのモデレーターをしました。
おかげさまで終了後も様々な方面から「良いイベントだったね」とコメントをいただくことができ、プロジェクトとしては、昨年7月のキックオフ・ミーティングに続くイベントを無事開催できたと、ホッとしております。

ニックネームとロゴが決まりました

「参加型生物多様性保全推進プロジェクト」と言う名前は、スペイン語でも長くて固いので、ニックネームをずっと考えていました。このたびようやくスペイン語の頭文字からMAPCOBIO(マッコビオもしくはマップコビオという発音になります)という略称が決定しました。最初はあまり評判良くなかったのですが、慣れとは恐ろしいもので、今では誰もが(?)「ジャイカ・プロジェクト」ではなく、「MAPCOBIO」と呼んでくれます。ロゴもホームページから見られると思いますので、「マッコビオ」、よろしくお願いいたします。

マレーシアミッションの訪問

現在、マレーシアで行われている「SDBECプロジェクト(注1)」から、同プロジェクト専門家の鈴木チーフ・アドバイザーとカウンターパートのジェラルドさんがコスタリカを訪問されています。主な目的は当国における「環境サービスに対する支払」制度を視察することにあります。当国とマレーシアの社会的環境はだいぶ違うと思いますが、コスタリカの経験が少しでもマレーシアにおけるPESの発展に役立てば、鈴木チーフ・アドバイザーも私たちも嬉しい限りです。

(注1)サバ州を拠点とする生物多様性・生態系保全のための持続可能な開発プロジェクト

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ナショナル・フォーラム 湿地と農業(2014/2/28、EARTH大学)
ラムサール条約事務局マリア・リベラ氏の基調講演

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ナショナル・フォーラム 湿地と農業(2014/2/28、EARTH大学)
パネル・ディスカッションでモデレーターを務める大澤チーフ・アドバイザー(写真左)

【画像】プロジェクトロゴ
プロジェクトニックネーム「MAPCOBIO」を基本に、人も生物多様性の一部であり、人間の存在を前提とした生物多様性保全を目指す方法をコスタリカから発信しよう!という意味が込められています。