第一回作業管理委員会の開催

2017年8月17日

2017年3月

2017年1〜3月に実施した活動・成果を発表・確認し、今後の活動等を議論することを目的に、第一回作業管理委員会(Comité de Ejección)が開催されました。

プロジェクト開始からの2か月半は、主に農業生産の基礎情報や課題・ニーズの把握、また技術指導にかかわる人材の基礎情報の収集、そのために全対象地域(8県および1特別区)の踏査等を中心に行ってきました。同委員会は、これらの活動内容と成果について、8人のカウンターパート達がとりまとめて発表し、それに対しテルセ所長がびしびしとコメントをする形で行われました。

今回は、それぞれ担当した作業をなんとか終わらせるということが精一杯だったこともあり、テルセ所長からは、沢山の宿題が出されましたが、皆で自分達の活動の成果と今後の課題を確認することができました。

因みに、穀物研究所のテルセ所長は大の日本ツウで、日本の小説にも関心が高く、沢山の本を読んでおられます。この作業委員会の開会の挨拶では、なんと三島由紀夫の金閣寺の一節を朗読し、思い立ったら即行動すべし、というメッセージを伝えておられました。(総括/農業普及システム(企画・管理):大形いずみ)

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第一回作業委員会の様子。各C/Pは約1週間前から2名一組で準備をし、発表に臨んだ。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム

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同委員会翌日に優先活動等を協議するC/P。テルセ所長からの多くの指摘・宿題に悩みつつも積極的に取り組む姿勢が示された。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム