第一回本邦研修 寿司と農業振興

2017年10月30日

2017年9月

キューバ国立穀物研究所 マイリーン・サルガド・ロドリゲス

日本には数多くの種類の寿司がありますが、世界的に良く知られているのは巻き寿司でしょう。巻寿司は手でも箸でも食べることができて便利。そして、食材で絵柄を表現する芸術性の高い寿司です。日本では、どこのスーパーやデパートのお惣菜売り場でも手軽に買うことができ、最も人気のある食べ物のひとつだと思います。

巻き寿司は家庭でも簡単に作ることができます。今回の本邦研修では千葉県のJA君津にて、太巻き寿司作りの体験をしました。まず巻き簾の上に海苔と適量のご飯を平らにのせ、そして魚や胡瓜などの野菜の具材をのせ、巻き簾を押しながら巻きます。ただのせて巻けば良いのではなく、横に出る絵柄に要注意です。絵柄がどうなるか心配でしたが思ったより上手に作ることができました。今度はキューバの食材でオリジナル巻き寿司を作ってみたいと思います。若年層の農業離れが著しい日本では、JAなどの農業関連機関が、子供を含む消費者の農業や食に対する関心を高めるため、このような料理体験や栽培体験などの取り組みを行っていますが、これらは、キューバの農業普及でも取り入れると良いアイデアだと思います。

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初めて作った太巻き寿司
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム

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太巻き寿司を持って皆で記念撮影
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム