第一回本邦研修 日本の歴史と文化

2017年11月6日

2017年9月

キューバ国立穀物研究所 マルタ・ラフィタ・スアレス

本邦研修では日本の文化や伝統を知るたくさんの機会を得ました。その中でも特に興味を持った事を3つ紹介します。

まず驚いたのは、日本人が時間通りに行動すること、特に目上の方や初めてお会いする方との約束での時間厳守の徹底ぶりです。講師の方からバスまで、研修で遅れてくる日本人関係者は全くいませんでした。

次に宗教です。いくつかのお寺や神社を訪問、日本では多くの宗教文化が引き継がれている事を感じました。一方で、日本人の多くは特定の宗教を持っておらず、仏教、キリスト教、神道など異なる宗教のお祭りをそれぞれ祝っていることを知りました。このようにそれぞれの宗教を尊重する姿勢は本当に大切と思います。

最後にトイレです。日本では殆どのところで洋式と和式の2つのトイレが設置されています。この中で特に驚いたのは洋式トイレでした。キューバにある洋式トイレとは全く違い、暖かい便座、洗浄機能、ウォッシュレット、実にたくさん機能が設置されていました。ボタンが多くて、肝心の水を流すボタンがわからないこともありました(笑)。

この他にも、地元の方が神様の水と言い治癒効果があるとされる温泉、農村民泊での伝統家宅、最新の新幹線、美しい皇居、たくさんの路線が乗り入れて人でごった返す新宿駅、たくさんの日本の文化や歴史、習慣を見聞きし、日本をより身近に感じることができるようになりました。

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大分県宇佐神社にて。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム

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着物体験の機会もありました。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム