第一回合同調整委員会(JCC)の開催

2018年2月26日

2017年11月

2017年11月23日、第一回のJCCが開催され、農業省、外国投資省、農業公社グループ(GAG)、穀物研究所(IIGranos)、JICA事務所、およびJICAプロジェクト・チームの関係者が出席しました。本委員会では、活動の進捗を発表・確認し、今後の方針や活動計画について積極的な協議が行われました。

農業副大臣やIIGranos科学技術部長、GAG副所長からは、協力農家との連携強化や普及員の人材育成が重要であること、類似分野の他プロジェクトと連携を深めて相乗効果が生まれることを期待している等のコメントがありました。プロジェクトが開始してから約1年が過ぎようとしていますが、この1年は現地のニーズに見合った体制整備のための準備期間と位置付けられていました。この間、研修などを通じて、普及システム強化計画を始め、協力農家との連携構想や普及人材育成・認定システムの案が作成され、強化計画の開始に向けて活動が着々と進んでいる点について、参加者から高く評価していただきました。

農業省からはさらに、穀物生産において農業普及体制モデルを構築し、今後、他の作物の栽培現場へも農業普及体制を展開していくことを検討していきたいと抱負が述べられました。キューバ側のこうした前向きな姿勢を胸に、プロジェクト2年目も気持ちを新たに、活動の推進に邁進してまいります。

(総括/農業普及システム(企画・管理):大形いずみ)

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当日は農業省副大臣の出席もあり、農業普及の重要性、また普及体制の構築への関心の高さが示された。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム

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JCCの最後には協議事項確認書への署名が行われた。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム