第2回普及協力農家会合

2018年7月20日

2018年3月

2018年3月に第2回普及協力農家会合を開催しました。本会合には農業省の副大臣をはじめ、103名の普及協力農家、農業公社グループ、穀物研究所(IIGranos)幹部など、総勢約150名が出席しました。昨年11月に開催された第1回普及協力農家会合では、協力農家が周囲の農家へ技術移転を行う際の課題やIIGranosへの期待について、各農家から意見を集めました。こうした農家の意見を踏まえ、昨年12月から今年2月の間に、改めて普及協力農家の基礎情報を収集して普及協力農家を確定し、具体的な協力内容の検討を行って、農家と協定書を取り交わして双方の役割を明確にすることにしました。

このため、今会合では、農業普及と普及関係者の役割、普及体制の現状について改めて説明する時間を設け、普及協力農家に期待する役割を明確にしました。また、普及協力農家による普及活動を記録してもらうために、栽培記録帳と訪問記録帳を配布しました。活動記録をつけることにより、活動の優良例や問題点が明らかとなり、より良い普及活動に向けた改善へ繋げることを期待しています。

会合の最後には、普及協力農家とIIGranosとの間で普及活動協力にかかる協定書への署名を行って、各農家へ普及協力農家IDカードを配布しました。すでに会合中から普及協力農家には一般農家への普及の役割についての自覚が芽生えており、良いスタートが切れました。キューバの穀物増産に向け、普及協力農家への期待が高まっています!

(副総括/普及人材育成:池野雅文)

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普及協力農家との協定書署名風景。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム

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会合後のIIGranos視察において、フリホーレス豆の展示圃場を視察する普及協力農家。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム