Granma県パイロット事業実施体制にかかるキックオフ会合

2019年3月8日

2018年11月

今年6月にSancti Spiritus県において開始した普及実施体制強化に向けたパイロット活動を、他県にも順次展開していくため、11月16日Granma県において穀物公社とのキックオフ会合を実施しました。

Granma県の穀物公社は生産性向上のために、農家に対する技術研修の必要性を実感しており、農業普及に対し非常に高い期待が寄せられています。また、穀物公社には栽培管理のための技術者がいますが、研修機会は限られています。今回共にパイロット事業を進めることになった穀物公社は、研修実施の必要性を認識して、独自予算をもって宿泊施設を伴う研修所を整備中であり、SEGRANOSによる研修にも是非活用して欲しいと、前向きな話が進みました。この研修所には農家がアクセス可能な図書コーナーを設置したいという構想もあり、SEGRANOSに対しても関連書籍やマニュアル、その他教材整備等の協力依頼がありました。今後はSEGRANOSで作成したマニュアルや教材を提供し、研修の実施など、協力し合いながらパイロット事業に取り組んでいきます。
(総括/農業普及システム(企画・管理):大形いずみ)

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全体の議事進行、また実施体制案の説明は、ETIG JucaritoのYovanni所長が実施。事前に十分に公社との打合せも行い、良好な関係であることが伺えた。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム

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会合場所であった、穀物公社José M. Capote Sosaの研修所。農家への研修の必要性から独自に建設している。
出典:キューバ国基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト・チーム