生まれ変わった人材養成学校、INPESS!

2014年3月22日

国立保健人材養成校(L’Institut National Pilote d’Enseignement des Sciences de Sante:INPESS)の開校式が盛大に執り行われました。
この学校は、1960年にベルギーから独立した後、コンゴ民主共和国の保健医療従事者を養成する重要な拠点でした。しかし、その後の長きにわたる紛争により、その機能を完全に失ってしまっていました。
優秀な保健人材を育てることは、この国の人々の健康を守るためにはとても重要なことです。そこで、コンゴ民主共和国から、そのための拠点作り(国立保健人材養成校の再建)が日本側に要請され、着工。昨年の9月、ようやく完成にこぎ着けることができました。廃墟と化した国立医療従事者養成校が、国立保健人材養成校に生まれ変わった瞬間です。
完成から半年経った2014年3月22日、ジョセフカビラ大統領、冨永駐コンゴ民主共和国日本国大使をはじめ、多くの政府高官、関係者が参列する中で、盛大にINPESS開校の式典が執り行われました。この開校式のあと、出席者は施設内を視察しましたが、途中、学生たちと談笑するシーンもありました。
JICAは、このINPESSがアフリカ中央部の保健人材養成の拠点として成長していく過程も支援していきます。

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INPESS校舎に国旗がはためきます

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たくさんの政府要人が出席する中で開所式が執り行われました

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式典の後、校内を視察する冨永大使とカビラ大統領

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校内を視察中、学生たちの歓迎を受ける大使と大統領と小畑コンゴ民事務所長