第1回合同調整委員会(JCC)を開催

2011年3月17日

2011年3月17日、ディリ市内のホテルで第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)を開催しました。JCCはプロジェクトの最高意思決定機関であり、構成は、東ティモール教育省、東ティモール大学、JICA、プロジェクトチームから成っています(現地日本大使館はオブザーバー参加)。

委員会では、最初に東日本大震災で犠牲となった人々に参加者全員で黙とうを捧げました。そして、UNTLのLigia副学長、JICA東ティモール事務所の榎本所長からの挨拶の後、プロジェクトのカウンターパートであるUNTLのGabriel工学部長より、工学部の現状およびプロジェクトの内容についてパワーポイントを使っての説明がありました。質疑応答の後、正式にプロジェクトの開始が宣言され、いよいよプロジェクトが本格的に活動を開始することとなりました。

【写真】

JCCで発表する工学部長(写真一番右)

【写真】

JCC全体の様子

プロジェクトでは、プロジェクト終了後の持続性を念頭に置いた活動が重要となります。この委員会では、プロジェクトチームはできるだけ裏方に徹し、当日はカウンターパートに全面的に前に出てもらい、「自分たちのプロジェクト」であることを明確に意識してもらうよう心掛けました。プロジェクトは始まったばかりですが、工学部長を中心としてすでにプロジェクトに対するオーナーシップが高まっていることを感じています。

以上