第1回ITS教官による集中講義

2011年6月21日

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UNTL工学部の機材を確認するITS教官

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Hendro先生による機械工学科の講義

土木工学科、電気・電子工学科で2011年6月21日から2週間、機械工学科で6月28日から2週間、インドネシアのスラバヤ工科大学(ITS)の教員による集中講義が実施されました。これは、今年の3月にUNTLとITSとの間で締結された学術交流協定に基づくもので、UNTLからの要請に応じてITSが教員を派遣し、UNTL工学部の教官に対して集中講義を行うものです。今回、ITSからHendro Nurhadi先生(機械)、Suwarno先生(土木)、Ardyono Priyadi先生(電気・電子)の3名がUNTL工学部で教鞭をとりました。あいにく、Suwarno先生が体調不良により早期に帰国することとなりましたが、残りの2名の先生方については概ね当初の予定通りに講義を実施していただきました。

本プロジェクトの実施に当たっては、日本からだけでなく、インドネシアからも協力を得ることにより、より現場の状況に適合した支援が可能となっています。UNTL工学部の教官の中には英語をあまり理解しない教官も多く、支援をする上での一つの障壁となっています。その点、インドネシア語は全員が十分に理解できるため、インドネシアの人材を活用することにより、UNTL教官の教育能力の向上をより効果的に行えます。また、この集中講義の実施に係る費用はUNTLとプロジェクトが折半することにより、UNTLのオーナーシップを高めると共に、プロジェクト予算の効率的な活用にも繋がっています。

また、集中講義のみならず、ITSでの短期研修実施というアイデアも教官からあがってきており、ITSとの連携が今後ますます活発になることが期待されます。

以上