2011年7月7日
送電網整備を請け負う中国企業との会合
発電所建設の現場マネージャーから説明を受けるUNTL教官
現在、東ティモールにおける電力供給量は需要に比べて圧倒的に少なく、この状況を改善すべく大規模な発電施設を建設中です。建設現場はUNTL工学部キャンパスから車で5分ほどのところにあり、このたび電気・電子工学科の教官と学生で現場視察を行いました。現場では送電網整備の状況や、発電施設の建設計画についての説明を受け、UNTL教官からは主に人材を供給する立場から、発電所でどういった人材が求められるかといった質問が出されました。
東ティモールでは産業が未発達で、大学の授業の一環として現場を視察したくても、その視察先がなかなか見つからないという状況です。そのような状況の中でこの発電所は有力な視察先になります。学生にとっては現場を知ることで、自分たちが学んでいることがどのように社会で役立つのかということが理解でき、教官にとっては、現場の最新の技術に触れる機会になります。いずれもモチベーションを高めるうえでの有効な手立てとなるため、このような現場視察の機会を今後はもっと増やしていきたいと考えています。
以上