サトリオ教授による学部管理運営指導

2011年9月15日

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ワークショップの様子

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ワークショップを指導するSatryo教授

9月12日から14日までの3日間に渡り、現バンドン工科大学客員教授のSatryo Soemantri教授に学部管理運営指導のワークショップを実施していただきました。Satryo教授は、バンドン工科大学にて学長補佐官のポストを経験したのち、長らくインドネシア国民教育省・高等教育総局長を務め、インドネシアにおける大学改革を自ら推し進めてきた経験があります。また、豊橋技術科学大学の客員教授を務めたこともあり、インドネシア、日本の両国における大学運営において知見を有しており、この度、UNTLの学部運営管理の改善にも協力していただくこととなりました。

ワークショップでは、学部管理運営についての考え方を提示した後に、現在の工学部の置かれている状況を洗い出し、短期目標、中期目標、長期目標、そして最終目標について明らかにしていきました。Satryo教授はファシリテーターに徹し、現地教官の意見を引き出し、現地教官の手で様々な目標を設定していきました。現場では、時間割通りに授業が実施されていない、キャンパスまでの交通手段が十分確保されていない、などの日常面での問題から、教官の服務規定が明確ではないといった制度面での問題までさまざまなレベルでの問題を抱えています。それらをひとつひとつ、教官自身で問題を解決させていくことが非常に大切で、今回のワークショップはその第一歩といえます。

プロジェクトでは、プロジェクト終了までSatryo教授を年3回派遣する計画です。

以上