第1回研究セミナーの実施

2011年9月29日

9月29日に第1回研究セミナーを実施しました。今回のセミナーは、研究プロポーザルの中から選ばれ、プロジェクトで支援することが決まった各学科2つのテーマ、合計で6つのテーマについて、それぞれの研究代表に研究内容を発表してもらいました。まだ本格的に研究活動が進んでいないため、まずはどういった研究を行うのか、またそれが東ティモールの社会にとってどのように役立つのか、ということを中心にプレゼンテーションを行ってもらいました。土木工学科のレアンドロ教官は、今年の6月下旬から8月上旬にかけて山口大学で研修を受けたため、その研修の成果についても併せて発表を行いました。発表を行った教官、およびタイトルはそれぞれ以下の通りです。

No.学科氏名タイトル
1機械Mr. Marfim Guimaraes“Experimental study on noise of Gear”
2土木Mr. Leandro M. Branco“Study of quality and strength of aggregate(Coarse and Fine aggregate)in Timor leste”
3電気電子Mr. Ruben J. Freitas“The Impacts of Environment and Tilted Angle of Solar Panel on Solar Insolation”
4機械Mr. Joviano A. da Costa“Analysis of stress singularity field in 2D bonded structures of dissimilar material joint”
5土木Mr. Lourenco Soares“Slope failure caused by rainfall and proposal of prevention in East Timor”
6電気電子Mr. Frederico de Carvalho“An experimental study on the characteristics of the lightning occurred in Timor-Leste and its application in designing Timor-Leste national lightning protection standard”

セミナーには、教官や学生合わせて70名ほどが参加し、各発表のあとに活発な質疑応答が行われました。これらの研究は本邦支援大学により指導が行われ、研究に関連した本邦短期研修も実施されます。

東ティモール国立大学では、研究活動の重要性は十分認識されている一方で、個々の教官の研究活動は非常に限定的で、ジャーナル誌等への投稿や、学会での発表はほとんど行われていないのが現状です。プロジェクト活動期間中に少しでも多くの論文が公的な場で発表されるよう支援をしていきたいと思います。

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研究セミナーの様子。

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活発な質疑応答が行われました。

以上