機械工学科向け特別講義の実施

2011年12月6日

12月12日に工学部教官および機械工学科の学生を対象として「Basic for Structural / Mechanical Design」と題して特別講義を実施いたしました。講義には当初の想定を大きく上回る100名ほどが参加し、熱心に講義を受けておりました。講師には、東ティモール現地にて、国道の橋梁設計を担当されている片平エンジニアリングインターナショナルの藤原英芳様にお願いしました。

講義では、実際の橋梁設計を事例にしながら、構造物を設計する際の重要な力学的要素についての説明がありました。教官にとっては、自分たちが教えていることがどのように実社会で役立てられているのか、ということを改めて理解する機会になったと思います。また、講師から、20年後、30年後あるいは100年後を見据えて、長期にわたって維持管理をしながら使い続けることのできるものを設計するという考えが強調されました。これはまさに今の東ティモールにとって非常に重要なことであり、教官が十分にこの意味を理解してくれたことを期待します。学生にとっても、将来のエンジニアを目指す上で、今回の講義内容は非常に有用であったと思います。特に、大学で学んだ知識がいかに現実に適用されているかといったことや、エンジニアとして知っておくべきことなどを理解できたのではないかと思います。

以上

【写真】

特別講義の様子

【写真】

質問をする学生