2012年2月10日
AutoCADの操作方法を指導するKhoirul先生
Heri先生による電気・電子工学科の講義の様子
2012年1月30日から2週間、機械工学科および電気・電子工学科で、インドネシアのスラバヤ工科大学(ITS)の教員による第2回目の集中講義が実施されました。土木工学科でも実施する予定でしたが、残念ながら派遣を予定していた教員の都合により今回はキャンセルとなりました。
今回の集中講義では、機械工学科に、Mohammad Khoirul Effendi先生、電気・電子工学科に、Heri Suryoatmojo先生に来ていただきました。Heri先生は、インドネシアで実施されたPREDICTプロジェクトのカウンターパートとして熊本大学で博士号を取得した先生であり、日本の支援で育った人材が、今度は東ティモールの大学を支援するという、いわば多層的な支援とも言うべきケースになっています。
機械工学科では、AutoCADを使い2次元、3次元のデザインについての講義が行われました。機械工学科の半分ほどの教官がAutoCADを使用した経験がありましたが、きちんと基礎から学ぶことは初めての教官がほとんどで、非常によい講義だったと好評でした。ただし、Khoirul先生からは「一生懸命講義を受けている教官もいる一方で、講義に集中できていない教官や遅刻してくる教官もおり、基本姿勢からの改善が必要」との指摘もいただき、プロジェクトとしては意識向上の取り組みの必要性を痛感しています。
電気・電子工学科では、電磁気学、交流/直流モーターの仕組みなどの他、学科にある機材を使ってのデモンストレーションも実施しました。現地教官からは「非常に分かりやすく説明してもらい勉強になった」とのコメントがありましたが、もう少し実習を増やしてほしいとの要望もあり、次回以降、改善していきたいと考えています。
以上