サトリオ教授による学部管理運営指導(3)

2012年6月1日

2012年5月31日、6月1日の2日間、インドネシアのバンドン工科大学客員教授のSatryo Soemantri先生に学部管理運営のワークショップを実施していただきました。今回がプロジェクト開始から3回目の派遣になりました。今回の派遣では、「Educational Objectives and Goals」がテーマでした。2日間にわたるワークショップの中で、どのように教育目標・目的を設定したらよいのか、教育目標・目的をベースにした教育プログラムをどのように作り上げるか、といった指導が行われました。
ワークショップの冒頭では、4年間の教育プログラムの中で、どのような卒業生を生み出すのか、そのプロセスの枠組みとなるものが、教育目標・目的、あるいはビジョンやミッションであるという説明がありましたが、これは非常に基本的なことでありながら、現地教官があまり意識していなかった点であり、多くの教官が熱心にメモを取っていました。これまでは、目標や目的らしきものはあっても、それが教育カリキュラムと結びついていないという状態でした。今回のワークショップを受けて、各学科には、教育目標・目的を再構築する課題が与えられました。こうした課題を通じて、教官一人ひとりが学科や学部をどうしていくべきかを考え、共通の方向性を持つことができればよいと考えています。

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ワークショップの様子

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説明をするサトリオ先生