2012年6月14日
2012年6月14日、ディリ市内のホテルで第2回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee: JCC)を開催しました。今回はちょうど現地に来ていた運営指導調査団の方々にもJCCに参加していただきました。
委員会では、UNTLのAurelio学長、JICA東ティモール事務所の高田所長からの挨拶の後、Gabriel工学部長より、プロジェクトの進捗状況、および5月に実施した本邦での短期研修(学長招聘)についての報告がありました。休憩を挟んだのち、今年度の活動計画の説明、運営指導調査団からの報告があり、PDM修正協議、質疑応答となりました。
出席した工学部教官からは、専門家派遣の期間をもっと長くしてほしい、博士課程に対する長期研修を実施してほしいといった要望が出されました。プロジェクトとしても、現地にできるだけ長く短期専門家の方には居て欲しいと考えていますが、派遣される専門家の都合もあり、なかなか難しいところです。博士課程の長期研修に関しては、実施は難しいですが、UNTL工学部には、修士課程は取得したものの、その先の博士課程へ進む機会が非常に限られているのが現状です。この点については、プロジェクト以外のリソースを活用するしかなく、日頃から情報収集を心がけているところです。
PDMの修正は、長期研修という文言を追加するという修正のみであったため、全会一致で了承されました。
時期が少し遅れましたが本委員会をもって、今年度の活動計画がオーソライズされました。改めて今年度、一つひとつの活動をきちんと実施し、最終的に成果に繋がるようにしていきたいと思います。
JCCの様子
JCC終了後の記念撮影