2012年9月13日
2012年9月12日、13日の2日間、インドネシアのバンドン工科大学客員教授のSatryo Soemantri先生に学部管理運営のワークショップを実施していただきました。今回でプロジェクト開始から4回目の派遣です。今回のワークショップのテーマは、「Educational Objectives and Curriculum」でした。前回派遣時に宿題として出された各学科および学部の教育目標の確認とその検討・修正、そして教育目標に合致したカリキュラムの策定を2日間にわたるワークショップの中で行いました。
各学科で事前に検討された教育目標は、学科間で記述レベルや記載方法の統一がされておらず、またより上位の大学レベル、学部レベルでの教育目標との整合がきちんと取れていない状態でした。ワークショップでは、より上位のレベルと整合を取りながら、改めて各学科の目標の見直しを行い、3学科それぞれの教育目標を修正し、足並みを揃えました。
カリキュラムについても、すでに検討したものがありましたが、学科によって単位数が違っていたり、現状の教官では対応できない科目も含まれていたりしたため、改めて見直しを行いました。そして、教育目標を達成する上ではさほど重要でないものや、既存の教官では対応できないものを除き、最終的に学科の単位数を3学科で統一しました。
ワークショップには役職のある教官だけでなく一般教官も参加し、多くの教官の意見を汲み取って進められました。学科ごとにバラバラの動くことが多い中、工学部として教育目標やカリキュラムの議論をし、学科間で整合の取れたものができたことは、学部の管理運営上大きな意味のあることだと考えます。次回は、シラバス、内部規定に関するワークショップを予定しています。
ワークショップの様子