2013年1月26日
2013年1月20日から26日まで、山口大学の朝位専門家に研究指導に来ていただきました。朝位先生は、土木工学科の水理学関係の教官4名に対して、水理実験装置を用いた学生実験の指導手引書の作成指導、ディリ市内の河川材料の採取指導、VBAを使った数値解析方法の指導、並びに2013年度の研究プロポーザルに対する助言を行っていただきました。
昨年8月にUNTL工学部の土木工学科に、水理実験装置が導入されましたが、現地教官がまだ十分に使いこなせていない現状から、実習の手引書の作成指導が行われました。そして完成した手引書を基に自分たちで実習を一通り行い、手引書の細かい修正を行いました。手引書が整備されたことで、学生実験がより効率的に実施され、学生の理解も深まることが期待されます。また、研究に関してディリ市内の河川材料の採取や、VBAプログラミングを使った数値解析方法の指導が行われました。プログラミングに関しては、慣れていない教官もおり、苦労している様子でした。また、研究に関して、まだ十分にプロセスを理解していない教官もおり、どういった手順で、どういうデータを集めて、どのように分析するのか、ということを改めて説明しました。現地教官に理解度を聞くと、分かったという答えが返ってくることが多いのですが、実際には理解できていないことも多く、パターンを変えながら繰り返し指導することが必要であると実感しています。
朝位専門家による指導の様子