現場管理に関する特別講義の実施

2013年2月5日

現在、東ティモールで実施中の「道路維持管理能力向上プロジェクト(以下、CDRWプロジェクト)」の協力を得て、2月5日に、「Outline of Case Study」と題した特別講義を教官・学生向けに実施しました。CDRWプロジェクトでは、道路維持管理能力の向上のための様々な活動を実施していますが、その一つとして、実際の現場管理(ケーススタディ)を通じて、より具体的な維持管理の方法に関する技術移転を行っています。
2011年9月11日にも現場管理に関する特別講義を行い、今回はCDRWプロジェクトが2月に終了することを受けて、ケーススタディとなった現場の概要について今回も公共事業省道路橋梁治水局ディリ地方道路事務所長のJoao Pedro氏に講師を引き受けていただきました。
講義では、工事が必要となった背景や、それまで問題になっていた点、それに対してどういった工法を用いて問題解決をしたか、そして、工事を管理する上で大切なポイントなどについて話がありました。そして、学生に対しては大学でしっかりと勉強して、多くの経験を積んで、国の発展に寄与するエンジニアになるように、との励ましのメッセージもいただきました。講義の後の質疑応答では、参加者から多くの質問が出て、時間が足りなくなるほどでした。土木工学科の教官にとっては関わりの深い内容だっただけに、細かい技術的なことに関する質問も出て、熱心な議論が展開されました。
最後に今回、多大なる協力をいただいたCDRWプロジェクト関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。

以上

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特別講義の様子

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講義を実施中のJoao Pedro氏