2013年6月14日
2013年6月12日から14日の3日間、インドネシアのバンドン工科大学名誉教授のSatryo Soemantri先生に学部管理運営のワークショップを実施していただきました。今回の指導はプロジェクト開始から6回目です。今回のワークショップのテーマは「Education Assessment and Evaluation」であり、ワークショップ以外に、カリキュラムに関してUNTL、教育省、工学部との協議にも参加していただきました。
現在、東ティモール大学では来年度からカリキュラムをヨーロッパ式に変更する計画があり、大学や教育省のカリキュラム担当者が工学部と協議を重ねています。カリキュラムの変更はプロジェクト活動にも影響が懸念され、教官たちも十分な情報を得ておらず、このまま現行科目のシラバス作成などを続けてよいのかなどの戸惑いが広がっていました。会議では、単位数や授業時間数の変更について、今後も継続的に協議が必要なものの、プロジェクトで支援しているシラバスや指導教材作成に関して、大きな影響はないことが関係者間で確認され、これまで通り、Satryo先生の指導に基づいたシラバス作成を続けていくことになりました。
ワークショップでは、学生成績評価に関する指導のほか、大学運営全般、大学教官としての心得など、あらためて教官たちの意識の向上に寄与する講義をしていただきました。次回派遣は9月に予定しており、テーマは現在の工学部の各種制約の中でどのようにカリキュラムを実行していくかを教官に指導していただく予定です。
以上
ワークショップの様子