機械工学科への短期専門家派遣

2013年7月5日

2013年6月30日から7月5日までの2週間、長岡技術科学大学の増田渉名誉教授、長岡工業高等専門学校の石田博樹名誉教授に短期専門家としてお出でいただき、機械工学科における教育、研究の指導を実施していただきました。

滞在期間中、機械工学科の教官全員を対象に、増田専門家からは圧縮性流体力学、石田専門家からは熱工学の授業として、熱力学の入門、伝熱工学の概観、自動車エンジンの構造と作動の講義を実施したほか、7月4日には工学部教官と機械科の学生向けに、特別講義を実施しました。

集中講義は基礎的な概念をゆっくり確認し、教官のレベルを見ながら進めていただきましたが、中には物理や数学の能力をもう少し向上する必要がある教官も見受けられ、引き続き、研究だけでなく、基礎力の能力強化も課題となっています。

特別講義のテーマは増田専門家が「気体流レーザ」、石田専門家が「気体と液体の火災と爆発の防止」でした。特別講義の出席者は、教官と学生を合わせて約20名であり、普段聞くことない最先端技術の話に学生達も大変興味を示して積極的に質問していました。機械工学の教官だけでなく、東ティモールの将来を担う若い学生達にとって、大変有意義な特別講義になりました。

以上

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増田専門家による特別講義の様子

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石田専門家による集中講義の様子