山口大学からの短期専門家派遣

2013年9月7日

2013年8月27日から9月7日まで、山口大学の高海先生、2013年9月2日から9月7日まで関根先生に短期専門家として来ていただき、集中講義と研究指導を実施していただきました。

高海専門家は、土木工学科の材料・構造分野担当教官に対して、“コンクリートはりの製作”の指導を実施していただきました。土木学科のAleixo教官は2013年8月に山口大学ですでにこの研修を受けており、今回の実習では中心的な役割を果たすことができました。また、意欲的な数名の学生が実習の参加を希望し、教官と学生が協力して無事に鉄筋コンクリートはり供試体が完成しました。今後は教官達自らが、納入済みの機材、材料を用いて積極的に学生指導を行うことが期待されます。

関根専門家には水環境分野の教官に対し、すでに供与されていた流速計などの各種機材の使用法について指導していただき、現地サンプルを用いて大腸菌などの分析演習なども実施していただきました。また、不調で使用されていなかった蒸留水製造装置を整備して使用できるようにし、教官にメンテナンス方法についても講義していただきました。このような教官への技術指導の他、土木学科の学生向けに、”Importance of Water Quality on Human Life”と題した特別講義を開催していただき、50名以上の学生が参加しました。普段目にしている東ティモールの河川の水質など、身近なテーマの講義に学生達は大変興味を示し、熱心に聴講しておりました。引き続き教官達自身によるさらなる研究の継続発展を推進し、学生の興味に答えていくことが期待されています。

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特別講義で生徒の質問に答える関根専門家

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高海専門家によるコンクリートはり製作指導