コミュニティ道路整備ADB/JFPR協調事業現場視察

2013年10月11日

2013年10月11日、東ティモール西部ボボナロ県にて実施されているJICA技術協力プロジェクト「コミュニティ道路整備ADB/JFPR協調プロジェクト」を、土木学科において道路工学専門のAleixo教官が視察しました。

本プロジェクトはアジア開発銀行(ADB)が日本政府貧困削減基金(JFPR)を活用して実施している無償資金協力”Our Roads Our Future - Supporting Local Governance and Community Based Infrastructure Works”と協調しているプロジェクトで、このプロジェクトの目的は「地方道路と小規模公共事業を共同で維持管理するための地方行政及びコミュニティの能力向上を通じて、社会サービス及び経済活動へのアクセスが向上する」ことです。プロジェクト期間は2011年3月から2014年3月までの予定で実施されています。

当日は労働集約工法専門家として派遣されている福林専門家による案内で現場視察を行いました。このプロジェクトは来年3月に終了予定ですが、このプロジェクトから得られた貴重な知見は、他の地域の開発にも生かしていくことが求められています。東ティモール大学工学部は東ティモール唯一の国立大学の工学部として、学術面から地域社会に貢献することが大きな役割の一つです。今回の土木学科教官の現地プロジェクト視察が、大学と関係省庁のネットワーク強化や地域に貢献していくきっかけとなることが期待されています。

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コミュニティによる道路整備

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土嚢を積み上げた道路を視察するAleixo教官