地方の太陽光パネル設置施設視察

2015年2月20日

2015年2月20日、東ティモールのディリ市から車で南に向かって1時間、Dareという町にある修道院に電気・電子学科と機械工学科の教官が訪問しました。この修道院では、オーストラリアと日本のNGOから太陽光パネルが寄贈され、活用してきましたが、機器の老朽化などにより、電源としての機能が果たせてなくなっていました。

東ティモールの山間部では無電化の地域がほとんどであり、電化率は全国平均36.6%と言われており、太陽光発電などの再生エネルギーの利用、普及が積極的に試みられています。

今回の訪問では、太陽光パネル機器の修理、メンテナンス助言だけでなく、地方の電化、太陽光パネルの効率的な利用など、東ティモールの地方の電力事情改善に貢献する研究の可能性について現地で話し合われました。今後、この修道院とは工学部の研究活動現場の一つとして協力関係を構築していく予定です。

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太陽光パネル機器の確認

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屋根に設置された太陽光パネル