2016年3月31日
東ティモール国立大学工学部能力向上プロジェクトは2016年3月31日をもって、5年間のプロジェクトを終了しました。
プロジェクト終了に先立ち、2016年3月5日から3月19日までの日程で、運営指導調査および次期プロジェクトの詳細計画策定調査団が来訪しました。調査団は東ティモール大学工学部キャンパスにてプロジェクト成果の最終確認を行い、PDM(Project Design Matrix)ワークショップ等を開催して次期プロジェクト案の詳細を関係者と協議しました。また、東ティモール大学本部および教育省を訪問し、本プロジェクトの総括および今後の支援についての協議を行いました。
調査最終日にあたる2016年3月18日には、本プロジェクト最後となる第7回合同調整委員会(JCC)が開催され、風間チーフアドバイザー、レナート工学部長および調査団によるプロジェクト総括報告がなされ、5年間の成果と今後の課題が関係者に共有されました。報告に続いて、プロジェクトで支援した4年制課程1期生代表者の表彰、2015年度の優秀研究者の表彰等も行われました。
また、この最終合同調整委員会において、教育省高等教育総局長、東ティモール大学副学長(国際担当)、調査団団長による次期プロジェクト詳細計画策定に関するミニッツが結ばれ、調査団は所期の目的を達成し全日程を終えました。
2016年3月28日にはプロジェクト終了式が東ティモール大学本部にて執り行われ、風間チーフアドバイザーより、プロジェクト最終報告書が東ティモール大学長に手渡されました。学長からはプロジェクトへの謝辞が述べられるとともに、風間チーフアドバイザーの13年にもおよぶ工学部への貢献に対し、感謝状が贈られました。
次期プロジェクトの開始時期は未定ですが、東ティモール国立大学工学部が5年間の成果を引き継ぎ、残る課題を克服し、更なる発展を遂げていくことが期待されます。
JCC会合
詳細計画策定ミニッツ署名式
PDMワークショップ
2015年度優秀研究者の表彰
4年制課程1期生代表者の表彰
東ティモール大学学長より風間チーフアドバイザーへ感謝状贈呈