【第9号】チャクブ組合による国産米のテスト販売がいよいよ開始!!

2017年5月12日

2017年5月12日より、プロジェクトサイトの一つであるボボナロ県マリアナ地区に拠点を有するチャクブ組合が、首都ディリの農業水産省(MAF)内において、第1回目となる国産米のテスト販売を開始しました。オープニング式典では、MAFよりマルコス副大臣並びにセザール事務次官、商工環境省からはニビオ長官、JICA事務所からは松元次長に出席頂き、プロジェクトからは丹羽チーフアドバイザー等が参加。会場では多くの人々がにぎわいを見せ、国産米のテスト販売に対する大きな期待感でいっぱいでした。

オープニング式典では、チャクブ組合のディアマンティノ組合長より、圃場での籾の買い取りからテスト販売に至るまで、MAF農業通商局、並びにJICAプロジェクトによる継続的な技術支援に対し、感謝の気持ちが述べられました。

今回チャクブ組合への技術支援に休日を返上して取り組んできた廣中進司プロジェクト専門家(農産物流通・販売)は、「今回実施した国産米のテスト販売を通じ、チャクブ組合が成功体験を積むことで、更なる起業家精神が芽生えることに期待したいです。」と熱心に語ってくれました。

今回のテスト販売で国産米を購入した多くの人たちは、「チャクブ組合から新米を購入できて大変嬉しいし、早くそのおいしさを味わってみたい。そして新米の国産米をまた買いに来たいです。」と満面の笑みで嬉しそうに感想を述べてくれました。彼らは、今回購入した国産米を主食や子供用の朝食であるお粥として料理し、そのおいしさを満喫します。

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国産米の販売に向けて準備万端の販売ブース。

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国産米の販売に向けて準備万端の販売ブース。

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参加者の国産米への大きな期待感で満ち溢れたオープニング式典。

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参加者の国産米への大きな期待感で満ち溢れたオープニング式典。

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国産米について丁寧に説明するディアマンティノ組合長。

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国産米を購入する訪問客で賑わう販売ブース。