【第22号】チャクブ組合が他の省庁でも国産米の販売を開始しました!

2017年12月20日

チャクブ組合が国産米の更なる振興のために、農業水産省(MAF)における国産米のテスト販売に加えて、ディリ市内の保健省やMAFの森林局等においても国産米の販売を開始しました。

2017年12月18日から19日までの期間、チャクブ組合は保健省とMAFの森林局において初めて国産米の移動販売を行いました。

それらの新たな販売場所においても、多くの人々が、市場や商店までわざわざ足を運んで購入する必要がなく、職場近くで新鮮な白米や赤米及び黒米を購入できることに大喜びでした。また同省庁で働く人々に加えて、通行人や近くの警察官も国産米を購入しに来ました。

保健省の職員であるソニア・バラダレス氏(44歳)は国産米の愛好家で、すぐに調理ができる洗練された国産米を待ち望んでいました。そんなソニア氏にとって、チャクブ組合の国産米は、洗練されていて、香り豊かで、購入した後自宅まで運ぶのに誰の助けも必要がない小さなパッケージで販売されているため、とても気に入った様子でした。

また保健省近くの警察官であるエンリケ・ソウサ・ファティマ氏(47歳)は、「最近友人から黒米と赤米は心臓病に効果があると聞いていたため、それが本当かどうか実際に試してみて効果があれば今後も買い続けたいです。」と語ってくれました。エンリケ氏によると、幼少時代より国産米を食べ慣れていましたが、ディリに来てからは新鮮な国産米を購入するのが困難になったため最近食べなくなっていたそうです。しかしながら、エンリケ氏自身農家出身のため、国産米を購入することによって農家の幸せに貢献したいという思いが強く、今後は同僚にも国産米を食べるよう勧めるそうです。

一方、廣中専門家(農産物流通販売分野)は、「チャクブ組合が今後多くの場所で国産米を販売することによって、国産米の需要に係る波及効果が大きくなっていくことを期待したいです。」と述べました。さらに同専門家は「チャクブ組合に保健省での販売を勧めたのは、同省が全国規模の栄養プログラムの一環として国産米の振興を支援してくれると考えたからです。MAFとプロジェクトは今後もチャクブ組合による国産米の振興を支援していく予定です。」と熱心に語りました。

チャクブ組合の会計役であるジョセファ・ダ・コスタ氏(57歳)は、「今回の移動販売の初日で366ドル稼ぐことができました。国産米を購入してくださるお客さんには、チャクブ組合が稼いだお金はマリアナの農家に還元されることを知って欲しいです。今後チャクブ組合は国産米の販売場所を拡張するために、多くの農家からコメを買い取る予定です。お客さんには、今後も新鮮でおいしいコメを売り続けることを約束します。」と嬉しそうに述べてくれました。

来年もチャクブ組合は国産米の移動販売を継続し、毎月一回定日に保健省と森林局を訪問し、販売する計画です。

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保健省で国産米を販売するチャクブ組合。

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MAFの森林局で国産米を販売するチャクブ組合。

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国産米を購入する現地の警察官(1)。

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国産米を購入する現地の警察官(2)。

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国産米を購入する保健省のスタッフ。

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国産米を購入する保健省のスタッフと、保健省で勤務する青年海外協力隊の松井隊員。