【第31号】新たに比較栽培に参加するブルトの農家から手押し除草機について驚きの声!!

2018年3月9日

今作期にブルトで比較栽培に新たに参加する42名の農家が手押し除草機を初めて使用しました。彼らの多くは、圃場で手押し除草機を初めて使用するのに大喜びで、除草の負担を軽減する同除草機を紹介したプロジェクトに感謝しました。これまでブルトでは42農家のうち12農家に手押し除草機を紹介しました。

リファウ村の農家であるジャシント・セバスティアウン・ビエガス氏(50歳)は、「苗を移植してから2週間経ちますが、プロジェクトによる助言どおり圃場の水量を適度に調節しているのでほとんど雑草がありません。しかしながら、手押し除草機によって土壌が適度に耕されて苗の生育が早まるので、同除草機を使用し続けているのです。」と嬉しそうに語りました。手押し除草機を使用する以前は、除草に多くの時間を費やしていたジャシント氏は、その優れた性能を観察して、除草の大きな負担を軽減できると確信したそうです。

小田島成良プロジェクト専門家(稲作技術)は、「プロジェクトの助言どおりに、栽培技術を実践してくれている農家の皆さんを称賛します。彼らにとって、伝統的な農作業の慣習を変えることは決して簡単ではありませんが、改良稲作技術の利点を観察して十分理解することによって、同技術を導入してくれることを信じています。」と語りました。

プロジェクトは、手押し除草機を使用した農家が彼ら自身で同除草機の使用時期を理解して適切に使用できるようになることを期待しています。

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手押し除草機を使用するリファウ村の農家。

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手押し除草機を使用後、自身の圃場について説明する農家。

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ラレイアの比較栽培の圃場の様子。

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ラレイアの比較栽培の圃場の様子。