【第48号】コメ備蓄管理に関する5S/カイゼン研修

2019年2月15日

プロジェクトは、政府による国産米買い取り/配布システムの改善に関連し、商工省国家流通センター(National Logistic Center、NLC)のコメ備蓄管理能力を強化することを目的として、2月11~13日の3日間にわたり5S/カイゼン研修を実施しました。研修には、NLCの倉庫管理担当者に加え、国産米買取り・配布に関わる農業水産省、教育省、そしてプロジェクトが支援しているチャクブ農家組合、アセルダ社などから、計50名が参加しました。

コメ備蓄管理の短期専門家、長岡浩一氏は、5S/カイゼンシステムは今では世界中の倉庫管理で採用されており、物品の適切な搬出入や保管だけでなく、倉庫で保管される物品の品質維持にもつながるものだと話します。長岡氏は、参加者が研修を通じて5S/カイゼンの基礎を理解し、研修を通じて学んだことを今後の倉庫管理業務の中で活かしてくれることを期待しています。

研修に参加したNLCのマリアナ倉庫マネージャーのタルシシロさんは、5S/カイゼンは非常に大切であり、例えば、“First In, First Out(先入れ先出し)”は備蓄米の品質にも影響することなので、今後の倉庫オペレーションで実施していきたいと意欲的に話しています。

プロジェクトでは、コメ備蓄倉庫の運営管理状況の改善を目的として、5S/カイゼンの実践状況のモニタリングとフォローを行っていきます。

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研修のオープニングスピーチを行うNLCアグスト長官

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5S講義を行う長岡短期専門家

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閉会式で、丹羽プロジェクトチーフアドバイザーが、研修終了証を参加者へ授与

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閉会式での参加者の集合写真