【第49号】収穫際を実施

2019年4月17日

2つのプロジェクトサイト、マリアナIとブルトにおいて、農業水産省とプロジェクトが推進している“栽培暦の正常化(雨期早期に稲作を開始すること)”に従い、2018年12月から2019年1月までに稲作を始めた農家(マリアナ218農家、ブルト148農家)の収穫が始まりました。今年の収穫時期は昨年と比較して約一ヵ月早まっており、米購入業者の買い取り需要が最大となる時期に、農家は米を販売し現金収入を得られることが期待されます。

収穫を祝い、3月26日にブルトで、4月16日にマリアナにおいて収穫祭を開催しました。式典には、ジョアキム農業水産省大臣、オデテ農業水産省局長、宍戸JICA農村開発部部長、鈴木JICA東ティモール事務所所員、農業水産省関係者、地方政府関係者、農家およびプロジェクト関係者など、各々の式典で約250名が出席しました。

ブルト地区べマセ地域の農家マルセリーナさんは、栽培歴の正常化によりブルト灌漑施設の水量はまだ十分にある見込みなので、今後二期作を行い、収穫するコメを販売したいと意欲を語ってくれました。また、べマセ地域の農家が協調し、二期作の開始時期を揃えることで、鳥獣からの農作物被害を軽減できるだろうと話してくれました。

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収穫期を迎えた稲(ブルト)

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収穫祭の様子(ブルト)ジョアキム農業水産省大臣(左から4番目)、宍戸JICA農村開発部長(左から3番目)

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収穫期を迎えた稲(マリアナ)

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収穫祭の様子(マリアナ)