2017年10月3日
エクアドルは日本と同様、地震国で、過去に多数の地震災害が起こっています。最近では、2016年4月16日にマナビ県北部を震源とする地震が起こり、死者660人を超える災害となりました。また、津波もしばしば発生し、それによる被害も甚大です。JICAでは継続的に防災に係るプロジェクトを実施し、日本の防災技術、防災体制などをもとに、エクアドルの防災力強化を支援してきました。
このプロジェクトは住民、コミュニティ、地方自治体により近いところで、防災能力の強化を図ることを目指しています。津波・防災・建築等の日本人専門家12人が継続的に活動していきます。いよいよ4年間にわたるプロジェクトが開始されます。
JCCが、8月15日グアヤキルで開催されました。カウンターパートは危機管理庁(SGR)、都市開発・住宅省(MIDUVI)とパイロット3市(アタカメス、ポルトビエホ、サリナス)です。期間は45か月、予算は約5百万ドルです。JCCにはSGRのリカルド副長官、MIDUVIのエドガー副大臣、JICAエクアドルの古屋支所長が開会の挨拶を行いました。塚本総括他によるプロジェクト紹介時には質疑応答が活発に行われ、関係者の期待の大きさが伺えました。会場のECU911には多くのメディアが取材に訪れました。