エクアドル地震津波プロジェクト紹介3

2018年8月31日

プロジェクト開始より1年

2017年7月より活動を開始した「地震と津波に強い街づくりプロジェクト」は、プロジェクト目標である、”津波警報に基づく住民避難・防災アジェンダ(以下、ARR)の更新・市の建築制度運用体制整備の支援を通じて、地震・津波の被害を軽減し、SGR及びMIDUVIの市に対する技術的支援体制構築に寄与する“を達成するために、津波・防災・建築等の日本人専門家により継続的な活動が行われている。危機管理庁(SGR)、都市開発・住宅省(MIDUVI)、アタカメス市・ポルトビエホ市・サリナス市のパイロット市3市のカウンターパート関係者と、エクアドルの防災力強化を図るため有効な活動を実施している。

防災能力の強化と住民との防災活動

昨年行われた2回の本邦招聘に参加したプロジェクト関係者が、わが国の災害対策および地方自治体と民間での災害管理について得た知識・経験をエクアドル国内に反映するとともに、これまで数回の成果グループ別のワークショップ・ワーキンググループを行っている。第二回JCC会議で提案されたワーキング・グループ開催地のローテーションにより、各市の意欲的な活動が実施された。また、防災教育の教材(リーフレット・ビデオ)を利用しての教育現場、コミュニティでの住民を対象にした活動を強化している。

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第2回合同調整委員会(JCC)の開催キト市ECU911会議室にて、右より小林参事官、オクレス長官SGR、MIDUVIサンドーヤ副大臣、石川JICAエクアドル所長(2018年2月27日)

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JCC会議での、パイロット3市、MIDUVI、プロジェクト専門家による成果3のワーキング・グループ会議、活動進捗報告(2018年2月27日)

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キト市建築士協会会議室にて、第1回ワークショップ開催にて、井上明専門家発表、右より井上専門家、ソレダ専門家アシスタント(2018年2月28日)

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JUNTOSエクアドルへの青年派遣プログラム参加者5名が、SGR本部を見学。本邦研修経験者2名が活動するモニター室にて、積極的な質問が挙げられた。(2018年3月22日)

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VMVDU公共事業省住宅都市開発庁での会議(第三国研修エルサルバドルにて)(2018年3月13日)

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FUNDASAL開発普及住宅財団にて、FUNDASALの職員から説明を受けるエクアドル研修参加者と井上専門家(第三国研修エルサルバドルにて)(2018年3月15日)

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ポルトビエホ市クルシータ地区の観光業・消防ボランティア、地区住民を対象とした津波防災教育の指導風景(SGRゾーン4スタッフ、市職員、桑原専門家)(2018年4月)

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サリナス市内にて、SGR・INOCAR(海洋学研究所)・サリナス市プロジェクト関係者、西村専門家(2018年7月)

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サンボロンドン市ECU911会議場にて、第3回JCC会議 右よりJICAエクアドル石川所長、SGRオクレス長官、MIDUVIトーレス大臣(2018年8月2日)

【画像】サリナス市にて、成果2第一回WG会議 SGR本部、SGRZO、INOCAR、パイロット3市、プロジェクト専門家(2018年6月12日)

【画像】サンボロンドン市ECU911会議室にて、プロジェクト関係者集合写真(2018年8月2日)