2019年8月30日
「地震と津波に強い街づくりプロジェクト」(エクアドル)は、8月2日第5回合同調整委員会(JCC)を開催しました。エクアドル国の主要カウンターパートである国家危機管理・緊急事態対応機関(SNGRE)、都市開発・住宅省(MIDUVI)、パイロット3市代表者および関係者、二次パイロット3市、ガラパゴス諸島特区評議会からは技術担当責任者の参加(諸島内3市はSkype参加)があり、合計77名が出席されました。成果別の報告、モニタリングシートの説明、活動進捗報告はカウンターパート機関が発表し、日本人専門家による今後の目標・課題の説明を含め、6月から活動に参加している二次パイロット市について、パイロット市の指導のもとで今後の積極的な活動への期待が述べられました。
今回、JCC会議前にプレス発表が行われました。海洋学研究所(INOCAR)によるパイロット3市への津波浸水想定区域を示した津波ハザードマップの完成報告・マップが受け渡され、日本人専門家指導により作成された標高表示板の贈呈がSNGREエスピノーサ副長官より同3市に手渡されました。標高表示板は、各市の責任のもと適所設置され、津波ハザードマップの活用とともに、今後の地域防災力の向上を図るものと期待されています。2次パイロット市の活動参加により、パイロット市ではさらなる住民の「自助」の備えと自主防災につながる津波啓発活動の促進と活性化を図るため、プロジェクト関係者は一体となり日々取り組んでいます。