第2回国別研修を実施しました。

2018年4月15日

2018年2月11日から3月4日まで、総務省統計局等の支援により第2回国別研修を実施しました。今回の研修では13名の研修員を2グループに分け、共通セッションの他にテーマを分けてグループごとのセッションも持ちました。限られた研修期間の中でCAPMASからの広い研修ニーズにできるだけ対応するよう考えた結果です。Aグループは家計調査、労働力調査、人口推計、国勢調査、サンプル手法等を学び、Bグループは経済センサス、CPI、小売物価調査、事業所母集団データベース、PPI(企業物価指数)、サービス貿易、工業統計、商業統計等を集中的に学びました。幅広いテーマを扱ったため、総務省統計局と統計センターをはじめ、政策統括官(統計基準担当)、経済産業省、日本銀行、SIAP(国連アジア太平洋統計研修所)、SINFONICA(統計情報研究開発センター)、滋賀大学、京都府調査統計課といった多くの機関にご協力いただきました。これまでのプロジェクト活動と同様の方針で、単に日本の知見を確認するだけではなく、研修員側からもCAPMASの業務を日本側に紹介することで、日本側もエジプトとの差異を認識した上で改善アイデアを具体的に討議できました。これらのアイデアをできるだけ実行に移せるよう調整していくのがプロジェクトチームの腕の見せ所です。特に物価調査や各種事業所調査、世帯調査の電子データ化が今後の課題であり、重点的にフォローしていきます。

【画像】総務省統計局長表敬

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SIAPでの講義風景