第3回国別研修を実施しました。

2018年11月7日

2018年9月29日から10月20日まで(研修期間:10月1日から10月18日)、総務省統計局等の支援を受け、第3回国別研修を実施しました。今回の研修は、人口・世帯を対象とした統計調査を中心にこれら調査に必要なIT関連技術を含めた研修科目で構成され、CAPMAS職員7名が参加しました。

具体的な研修科目としては家計調査、労働力調査、人口推計、国勢調査、社会生活基本調査、GISデータを利用した地域分析、e-Stat(政府統計の総合窓口)、オープンデータ、サンプリング手法、統計調査における品質管理など極めて多岐にわたります。

また実査の現状を把握するため地方研修も行い、今回は和歌山県調査統計課を訪問しました。研修依頼先として協力いただいた機関は、総務省統計局、総務省統計資料館、総務省統計データ利活用センター(在和歌山市)、(独)統計センター、(独)社会保障・人口問題研究所、和歌山県調査統計課、厚生労働省政策統括官(統計情報担当)、(財)統計情報研究開発センター(SINFONICA)等です。

今回の研修では、研修員のCAPMASにおける業務の成果を日本側に紹介することで、日本とエジプトの活動の差異をお互いに認識した上で、今後どのように対応すればいいかを具体的に討議したことに意義がありました。単なる日本の経験の投入ではなく、CAPMASの活動へ新たに投入できる方法として何が適切かを検討する糸口となりました。今回の研修で得ることができた日本の経験と知見を今後のエジプト統計の発展に寄与できるよう、プロジェクトとしてより一層のフォローをしていく予定です。

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研修風景1(総務省統計局にて)

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研修風景2(総務省統計局にて)

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評価会・終了式後の集合写真

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統計情報データ利活用センター訪問