TICAD7イベントへのE-JUSTからの参加

2019年8月30日

2019年8月に横浜で開催されたTICAD7には、E-JUSTからゴハリ学長他3名が参加し、E-JUST紹介ブースの開設、サイドイベントへの参加などを通じ、E-JUSTのプロモーションを展開しました。

今回のTICADでは、開会式での安倍総理の基調演説(8月28日)にて、「エジプト日本科学技術大学,ケニアのジョモケニヤッタ大学をセンターとして,STI(科学技術イノベーション)の未来を担う若者5,000人を育てる(注1)」との言及があるとともに、同日のエジプト日本両国首脳の会談においても、「エジプト日本科学技術大学(E-JUST)に,両国の協力で,今後新たに150人のアフリカからの留学生を受け入れるといった協力を進めていくこと(注2)」について両首脳間で確認され、E-JUSTがめざすアフリカへの貢献という方向性がより具体的になりました。さらに「横浜行動計画」の中では、「E-JUST で学ぶアフリカの学生向け奨学金支給のためのエジプト及び日本による支援:150名のアフリカの留学生(注3)」が明記されました。今後はこれらをベースに、円滑な留学生の受け入れについて準備を進めていきます。

また、アフリカ各国の皆さんにE-JUSTをより知ってもらおうと、8月27~30日までコンフェレンスセンター2階にE-JUSTの紹介ブースを設置、エジプト高等教育大臣、各国・機関代表団、大学関係者など、期間中250人以上がブースに立ち寄りました。

ゴハリ学長は8月27日、JICA主催のサイドイベント「High Skilled Human Resources Development and Inter-university Collaboration for STI Promotion in Africa」に登壇。既に行われているE-JUSTのアフリカ留学生の事例を説明するとともに、南南協力の重要性をもっとハイライトすべきとの提起を行いました。さらに28日のSTS forum TICAD7 Africa-Japan Workshop for Strengthening Cooperation in Science, Technology and Innovationでは、ゴハリ学長は第二セッションに登壇。アフリカにおけるSTI推進のための人材育成の観点から、留学生受入のための資金ソースの拡充の必要性に言及しました。また、今後E-JUSTでアフリカからの留学生受入を拡大することを説明、日本から享受した恩恵をアフリカ全土に広め、還元していくことがエジプトの貢献であり役割との考えを示しました。

今回のTICADではE-JUSTがハイライトされる多くの機会があり、アフリカ留学生の受け入れに向けてエジプト側、日本側の方向性が改めて確認されました。今後もエジプトのみならずアフリカ・中東地域にも貢献するE-JUSTを目指していきます。

【画像】(注4)出典:外務省ホームページ

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E-JUSTブースへのエジプト高等教育大臣の来訪

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JICA主催シンポジウムで登壇するゴハリ学長

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JICA主催シンポジウムで登壇するゴハリ学長

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STSシンポジウムに登壇するゴハリ学長

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STSシンポジウムに登壇するゴハリ学長